新築住宅は補助金もチェック!

新築住宅を計画するときに、住宅ローンについて調べる人が増えているように感じます。
住宅ローンについても、インターネットの比較サイトなどで手軽に調べることができるようになったことが、住宅ローンについて調べる人が増えた理由ではないかと考えています。

金融機関によっては、住宅ローンの融資手数料などが割安になったりしますから、少しでも住宅ローンを下げたい人にとっては、重要な情報ですね。

県や市区町村によって違いはありますが、新築住宅を建てる時に補助金制度がある自治体もあります。
せっかくですから、住宅ローンについて調べる時に、一緒に新築住宅の補助金についても調べてみたらいかがでしょうか?
群馬県邑楽町で注文住宅を新築で建てるご依頼をいただいたときに、邑楽町の補助金制度について調べて、お施主様にご提案したことがあります。

邑楽町では、「浄化槽設置整備補助金」という制度がありました。
(補助金制度は年度によって変わります。最新の補助金制度は各自治体に確認してください)
この「浄化槽設置整備補助金」は、新築住宅の場合、13.2万円~22.8万円(浄化槽の規模によって違います)が補助金としてもらえる制度でした。

浄化槽設置整備補助金には、他の補助金制度と同様、次のような制約がありました。
・申請期間が、4月上旬から1月末日まで
・実績報告書の提出は3月末日まで
・予算がなくなり次第、その年度の浄化槽整備事業補助金は終了
・浄化槽設置整備事業に申請し、交付決定する前に浄化槽の工事をしてはいけない
せっかくの補助金なのに、工事期間などの条件によっては浄化槽設置整備補助金が使えなくなることもあります。

今回の邑楽町の新築住宅の場合は、着工が2月上旬予定だったので、そのままでは浄化槽設置整備補助金申請が間に合わず、対象外になってしまうということがわかりました。
お施主様に相談したところ、新築住宅の完成を急いでいるわけでも、入居期限が決まっているわけでもなかったので、着工時期を1カ月ずらしました。

補助金は、申請をすればもらえる可能性の高いお金ですから、もらわないのは損ですよね。
1カ月で、数万円から数十万円得することになるのですから、特別な状況でない限り、補助金のことも考えて新築住宅の建築時期などを変えても良いのではないかと思います。

住宅ローンの手数料や金利を比較するときに、一緒に補助金などについても調べてみてください。

<家づくりの教訓>
補助金を調べれば、1カ月で数万円~数十万円得することもある。

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